古物商の許可を得ると標識(プレート)を作成しなければなりません。
この古物商の標識(プレート)をどのように用意するか?についてご説明します。
古物商の標識(プレート)の準備の方法は主に以下の3つがあると思います。
・取得した警察署に作成をお願いする
・自分でネットショップにオーダーして買う
・自分で作成する
その中でもおそらく、自分でネットショップにオーダーして買う人が多いと思います。
この点についてご説明します。
古物商を取得した警察署で作成するパターン
警察署に作成をお願いするパターンは時間とお金がかかります。
古物商を取得したときに、該当警察署から標識(プレート)はどうしますか?と打診があるはずです。
警察署にお願いして、古物商の標識(プレート)を作成する場合は、費用で3000円、期間で2週間程度かかる場合が多いです。
※警察署によっては多少違うかもしれません。
何も知識がないと、そんなものかと思うかもしれません。
が、後述するネットショップで自分で作る場合と比較すると費用が高く、時間がかかることがわかります。
しかも、標識(プレート)が出来上がったら、郵送ではなく、再度、該当警察署へ出向いて受け取る必要があります。
自分でネットショップで購入するパターン
ネットショップで買う場合は、費用は2000円前後で、2~3日あれば手元に古物商の標識(プレート)が届きます。
私が古物商許可を取得したときは楽天にある以下のショップで買いました。
私が5年前に買ったときは1500円でしたが、今は1050円になっているようです。(2024.12現在)
このショップではなくても、概ね2000円前後で買えると思います。
※ただし、あくま標識(プレート)ならなんでも良いと思っている場合です。
立派な古物の標識(プレート)がほしいという場合は、相応に費用が掛かると思いますので、その点は誤解なきようお願いします。
しかも即日出荷とあるので、数日あれば事務所へ届くと思います。
当たり前ですが、郵送なので、取りに行く必要はありません。
というわけで、古物の標識(プレート)はネットショップで自分で買う人が多いのも理解いただけるかと思います。
自分で古物の標識(プレート)作成するパターン
この方法は、DIYが好きな人以外はあまりお勧めできません。
というのも、「標識」は、古物営業法施行規則第11条、別記様式第13条に様式が定められています。
出典:https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/tetsuzuki/kobutsu/youshiki/hyoshiki.html 警視庁 生活安全総務課 防犯営業第二係
以下のような細かい指定もされています。
・材質は、金属、プラスチック又はこれらと同程度の耐久性を有するものとしてください。
※金属板、プラスチック板と同等のもの。紙ベースのものは不可。
・色は、紺色地に白文字としてください。
※表示内容が容易に改変できないもの。
※紙に印字してプラスチック板に貼り付けるだけでは不可
・番号は12桁の許可証の番号を入れてください。
・大きさは、縦8センチメートル、横16センチメートルです。
・「○○○商」の「○○○」部分には、当該営業所又は仮設店舗において取り扱う古物に係る第2条各号に定める区分(二以上の区分に係る古物を取り扱う場合は、主として取り扱う古物に係る部分)を記載してください。
出典:https://www.keishicho.metro.tokyo.jp/smph/tetsuzuki/kobutsu/youshiki/hyoshiki.html(東京都・警視庁HP)
標識(プレート)の材質は金属またはプラスチックとされています。
まず、この金属・プラスティックをサイズ16cm×8cmにできるか問題が発生します。
DIYが好きな人以外には難しそうに思えます。
加えて、色が紺で文字が白とも決めれています。
その文字は紙で貼るのはNGで、彫るなど、容易に変更できないようにしないとダメです。
ここまでくると完全にDIYが好きな人以外は難しいように思えます。
もしかしたら費用は安くできるかもしれませんが、作成に相応の時間がかかります。
だったら上段で説明したネットショップで買った方が結果的には早いように私は思います。
※あくまで私がそう思っているだけですが、参考になれば幸いです。