宅建は合格率15%の難関国家資格
宅建士になるには試験に合格する必要があります。
合格率15%前後の国家試験で合格するための勉強時間は100時間~300時間と言われています。時間に幅があるのは人によって前提知識が違うからです。
これはあくまで1年で合格できた場合です。
合格ができなかった場合は複数年受験することになり勉強時間も500時間~となる場合もありえます。難関資格といっても良いレベルの試験と思えます。
宅建試験合格後は「宅建士」登録・宅建士証の発行が必要
合格率15%の難関資格に合格しただけでは宅建士になれません。
ただ宅建士なれる資格を有したにすぎません。宅建士と正式に名乗れるようにするためには登録が必要になります。
※合格した都道府県の知事が登録
宅建士として登録後に宅建証の交付申請をします。
※宅建士証が発行されます。
宅建士としての業務である35条書面(重要事項)を説明する際に宅建士証の提示が義務つけられています。(※違反すると10万以下の過料)
つまり、宅建士として活動するには、試験に合格した上で、宅建士として登録しかつ宅建士証の交付を受ける必要があります。
宅建士はそれなりに多くいるが専任の宅建士の確保が大変
宅建士は毎年20万~25万が受験する人気資格です。
合格者も毎年3万~4万にいます。
出典:TAC・宅建士 HP
ゆえに宅建士合格者はソコソコ見つけることができます。
が、宅建業を行う際に必要な「専任」の宅建士の確保が大変です。専任というからには、イメージで社員をして抱えなければいけないわけです。
腕試しや将来のために宅建士の資格を取得した人は意外に多いと思いますが、専任の宅建士として働ける人となるとかなり限られてくるでしょう。
宅建業を始めたい人にとってネックになりやすいのが、この「専任の宅建士」の確保と言えます。
代表が専任の宅建士も兼ねるというのが一番無難ですが、他にも事業展開されている方となると、担任の宅建士には慣れない可能性が高くなります。